アメリカの我が家に初めてのLED照明

今日久々にMountain Viewにある「倉庫型大型店舗(Costco)」に出かけたら、LED電球が幾つか置いてあった。

何度か書いた様に、アメリカの家庭では、LEDへの切り替えの前に電球型蛍光灯(CFL)への切り替えが進むと、筆者は考えている。下の写真にある様に、電球型蛍光灯(CFL)が電力会社(PG&E)の補助のもと、とんでもなく安い値段(20セント=16円)で売られている。ハロゲンや白熱電球に比べて1/4から1/5の電気代になるし長持ちするので、普通の消費者にとってはこちらの方にどうしても手が延びる。

因に、筆者は15年ほど前に今の家に引っ越してきたときに、薄暗くてすぐ切れる従来型照明を全て蛍光灯に取り替えた。台所等はアメリカ製の直管型の蛍光灯にしたが、居室・寝室他の場所には下の写真の様な日本製のサークル型蛍光灯(リモコン付き)を出張の度に飛行機の中にハンドキャリーして持ち帰って取り付けた。

それ以来かなりの年数になるが居室・寝室・台所用の蛍光灯は今まで一度も切れた事が無く、明るいままである(CFLは時々切れる)。で、我が家にはLED照明は一つも無い。
で、今日買ってきたLED電球が下の写真だが、非常に割り切ったデザインである!

LEDチップからは光が直進するので、通常の様に底辺にLEDチップを何個か並べると真下は明るくなるが全体には光が回らない。このため、このLED電球では周囲が明るくなる様に四方に配置している。
この比較的小さなLED電球が3つ入って$14.89(+消費税)。1個あたり約5ドル(+消費税)。
消費電力は4Wと低いが、明るさも200ルーメンとかなり暗い。白熱電球なら、15ワットクラスの暗さである。1ワットあたりの効率(Efficacy=Lumen per Watt)は50ルーメン/ワット。
一番最初のパッケージの写真にある様に常夜灯向きである。そのため、直下ばかり明るくなっては大変困る訳である。こちらの記事で書いた様に、筆者は数ヶ月前に常夜灯用のCFLが切れたので、手持ちの新しいCFLに置き換えた。しかし、かなり明るい物(1,250lm=17W)に置き換えたので、もっと消費電力の低い物は無いかと探していた。
このLED電球は消費電力が4Wなので、仮に毎日12時間点灯したとして1年間の消費電力は、
 4W x 12時間/日 x 365日/年 = 17,520 W時
筆者の住んでいるMountyain Viewの電気代が1KW時で$0.11なのでかけると、
 17,520W時 x $0.11/KW時 = $1.93/年
となる。う〜〜ん、安い!! これなら点灯しっぱなしでも気にならない。
なお、1ワットあたりの効率を考えると
CFLが1,250lmで17Wなので
  1,250lm ÷ 17W = 73 lm/W
LED電球が200lmで4Wなので
  200lm ÷ 4W = 50 lm/W
とLED電球の方が負けています!!