CIGS系の太陽光発電パネルが、色々なベンチャー企業(および大企業)によって開発が進められている。筆者はその理由を下記の様に考えている。
- 結晶シリコン系だと、既にアジアで大規模に生産している先行会社に「ワットあたり単価」で到底かなわない
- CIGSだと、まだテクノロジーイノベーションの可能性がある
- 安く製造出来て、かつ発電効率を20%(モジュールで)とかに上げる方法が見つかれば、新規参入組に取っても生き延びられる
- 2007年とか2008年のシリコンがすごく高い時に始めちゃって、いまはシリコンがすっかり安くなったが、今さら止められない
結晶シリコン系でもまだまだやることはあると思うが、たしかに製造原価のかなりの部分がシリコン結晶の購入価格(これは景気とかでアップダウンする)と、その加工費(=高価な装置の償却費)になってしまう。
そうなると、規模の論理で大手が有利になるのは否めないのだろうか。