この図は、Lawrence Livermore National Labが作ったもので、少し古いですが、非常に面白いです。箱の大きさで見ずに線の太さで見て下さい。なお、PJとはPeta Jouleで、Petaとは10の15乗(千兆)です。クリックするとオリジナルサイズが見れます。
- まず左側に全てのエネルギーソースが一覧されています
- そのあと、右に移動して、発電と暖房(Electricity and Heat)に使われるものは右上の黄色い箱に行きます。
- その後、電気又はそのままの形で、最終目的であるピンクの箱に行き、家庭(Residential)、商業(Commercial)、工業(Industrial)、エネルギー以外(Non Energy)、運輸(Transportation)と分かれて使われます。
- 最後に、無駄になったエネルギー(Rejected Energy:57,943 PJ)と有効に使われたエネルギー(Energy Services:34,396 PJ)とに分かれます。
感じるのは、
- 無駄になったエネルギーの多い事!! 半分以上のエネルギーは無駄になるのですね。無駄の元凶は発電所と運輸(車)。
- 当たり前ですが運輸(車)が使うエネルギーは石油が圧倒的に多い。
- いわゆる「再生可能エネルギー」は本当に微々たるものです。
- 電気エネルギーが半分弱(40,452PJ)。
まず、発電と車で無駄になっているエネルギーを減らすと、一気にエネルギーの収支が良くなるのでは無いですかね。
いろいろ考えさせられる図です。