電力卸売価格

ハワイやカリフォルニアのような「再エネ発電」が進んでいる州では、大型の再エネ発電所からの『電力卸売価格』が急速に下がってきています。
例えば、カリフォルニア州の大型ソーラー(エネルギー貯蔵無し)で$0.05/kWhと、ガス火力と同じかそれよりも安くなってきています。
ハワイで最近認可されたエネルギー貯蔵(4時間)付きのソーラー施設のPPA価格も$0.08ー$0.10/kWhと極めて安いです。
にも関わらず『電力小売価格』は上昇を続けています。
これはなぜなんだろう、、、といつも考えているのですが、小売価格が「上がる要因」と「下がる要因」を私なりにまとめてみました。
また、阪口家の2019年11月のPG&Eからの請求書をつらつら眺めてみて、20年前の数値(データがないので感覚的な数値)との比較を作ってみました。
こうやってみると『発電単価』はほぼ同じですが、インフラ整備がボディーブローのように効いてきており、『送配電単価』が過去20年で極めて高くなっていることが分かります。

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産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所にてセミナー

今日は、福島のFREA(*)にお邪魔して、「慣性力」についての4時間のセミナー+打ち合わせを実施させていただきました。
今後、再エネが増えると、相対的に同期型発電所が減り、これに伴い慣性力が大幅に減少していきます。
慣性力が減少すると電力網の安定性が脅かされることが予想されますが、FREAでは仮想慣性力等がどれだけ効果があるかについての基礎的で重要な研究や実証実験が行われております。
(*) 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所

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福島再生可能エネルギー研究所にてセミナー

福島のFREA(*)にお邪魔して、「慣性力」についての4時間のセミナー+打ち合わせを実施させていただきました。
今後、再エネが増えると、相対的に同期型発電所が減り、これに伴い慣性力が大幅に減少していきます。
慣性力が減少すると電力網の安定性が脅かされることが予想されますが、FREAでは仮想慣性力等がどれだけ効果があるかについての基礎的で重要な研究や実証実験が行われております。
(*) 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所

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SSK(新社会システム総合研究所)主催のセミナー

SSK(新社会システム総合研究所)主催のセミナーで、エネルギー問題と日本の進むべき方向に関して講演させていただきました。
多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
あれこれスライドを追加したら、200ページを超えてしまいましたが、なんとか全ページ喋りきりました。

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海外電力会社の動向セミナー

水曜日(12/11)は名古屋の某社に呼んでいただいて、米国のエネルギービジネスの現状と、日本への影響について、4時間喋らせていただきました。
30名以上の参加者より活発な質問をいただき、私自身も勉強になりました。
セミナー終了後、立派な個室で美味しい食事をご馳走になり、日本食の美味しさを再確認。目で見る器や食材の美しさが「美味しさ」を引き立てます。

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